予防歯科とは
虫歯や歯周病を生活習慣病の一つと位置付け、予防を通してリスクを減らそうという考え方です。
虫歯や歯周病を未然に防ぐためにも、3カ月に1回は歯科医院に通い、定期健診を兼ねてメインテナンスを行うことをおすすめします。
お子様の定期検診
当院では、お子様の定期健診を3カ月に1回程度行い、フッ素塗布、ブラッシング指導、そして歯列のチェックをすることをおすすめしています。
予防処置は痛みがないので、1歳ぐらいのお子様でもストレスなく受けられます。
PMTC(プロの手によるクリーニング)
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、歯科医師・歯科衛生士などの専門スタッフが、歯の表面に付いている歯石や着色(茶渋、ヤニ)などの汚れを除去しキレイにする方法です。
特に細菌が結合した「バイオフィルム」は、歯磨きだけで取り除くことが難しく、1~2回のPMTCでも容易に取れないほどなので、定期的なメインテナンスが必要です。
治療時間は1回30~60分で、2~3カ月に1回の割合で行うことをおすすめしております。
PMTCの効果
- 虫歯や歯周病の予防・抑制
- 歯の再石灰化を促し、歯を強化する(フッ素塗布)
- 歯の表面を磨くことで、見た目の美しさが向上する
歯石取り
歯石は、虫歯や歯周病の原因になる細菌の塊で、歯垢と唾液の中のカルシウムなどが結合して固まってできたものです。
歯石は歯肉溝と呼ばれる溝の歯の表面にこびりついており、専門の器具を使って除去します。
口臭予防
「朝起きたとき、口の中がネバネバして口臭が気になる」
「人の口臭が気になり、自分も心配になった」
このように口臭を気にしたことはありませんか?
口臭は自分では気付きにくいため、日頃から気を付けておくことが大切です。
口臭予防の方法
毎日ブラッシングしていても、早い人では1カ月、通常の場合でも3カ月程度で口臭の原因となる歯垢や歯石がたまるので、歯科医院で定期的なケアを受けましょう。
歯周病が口臭の原因である場合は、早めの治療が必要です。歯周病を放っておくと、口臭以外にも深刻な症状を引き起こす恐れがあります。
ホワイトニング
「ホワイトニング」は、黄ばんだ歯やヤニなどで変色した歯を削らずに漂白することで歯を白くする審美歯科の方法です。
当院では、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、患者様自身がご自宅で行う「ホームホワイトニング」を取り扱っています。
このような方におすすめ
- 加齢による歯の黄ばみが気になる
- 遺伝による歯の黄ばみや変色が気になる
- 歯に負担をかけず、健康的に歯を白くしたい
- 自身を持って笑顔をつくりたい
- 挙式や就職活動など重要なライフイベントを控えている
ホワイトニングのメリットとデメリット
メリット
- 白い歯による美しい口元は、自然な笑顔を生み出します。
口元のコンプレックスを解消して自分の笑顔に自信を持つことができれば、日常生活がより豊かになり、人生の可能性も広がります。
デメリット
- 継続的なケアが必要
ホワイトニングの効果は永続的ではないため、色落ちを感じるようになった際にはそれをカバーするために再度ホワイトニングをする必要があります(その場合は料金が安価になる場合もあります)。
- 効果が出にくい場合もある
人工の歯や薬品等による変色が著しい歯をお持ちの方は効果が出にくい場合がありますので、まずは歯科医師にご相談ください。
- 知覚過敏の症状が出るケースがある
ホワイトニングに使用するブリーチング剤は安全で、人体に影響はありません。 ただし、人によっては知覚過敏の症状が出ることがあります。
ホワイトニングの種類
オフィスホワイトニング
「オフィスホワイトニング」とは、歯科医院の歯科専門スタッフが行う歯の漂白方法です。
高濃度の漂白ジェルを塗り、特殊な光を当てて歯を白くしていきます。
15分程の短時間で済み、治療時間内に効果を実感できます(※個人差があるので、詳しくはお尋ねください)。
ホームホワイトニングと併用すると、さらに効果が高まります。
ホームホワイトニング
「ホームホワイトニング」とは、患者様ご自身がご自宅で行う歯の漂白方法です。
歯科医院で個人用のマウスピースを作成した後、ご自宅でマウスピースに薬剤を入れて、1日数時間、数日間装着することで歯を漂白します。
自宅でできるため通院する必要がなく、多忙な人にもおすすめです。オフィスホワイトニングよりも効果がゆるやかですが、後戻りしにくい点がメリットです。